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海外調達ご支援のための取り組み 「社内での品質検査体制の強化が信頼へとつながる」

ゲートジャパンは加工マッチングのご支援をしており、コスト・納期に加えて厳しい精度のご要望にもお応えしています。
社内検査体制を整備することにより海外工場の加工に対する品質面でのご不安を解消し、お客様の信頼をいただき多数の実績を重ねています。

社内で検査できることが急務だった

営業 三山

現在、ゲートジャパンは100か所の海外工場と提携をし、年間約20,000件の海外調達のご支援をしています。技術・管理・コミュニケーションにおいて、私も含め、担当者が足しげく通い見極めた信頼のできるパートナーばかりです。

お客様からも当社の品質検査体制についてはご評価をいただいているのですが、創業当初は社内の検査設備が少なく、苦労しましたね。

検査担当 大橋

当たり前ですが、どの海外工場でも出荷前に品質管理のための検査測定を行っています。その後、日本で受け入れ時に受け入れ検査を行います。
ゲートジャパンとして品質保証をするため、創業当初は外部の技術センターへ委託をしていました。
でも、それでは時間がかかってしまう。

営業 三山

短納期の案件が多かったので、技術センターへ持ち込む時間を短縮したかった。

検査担当 大橋

その通り!! 少しでも納期を縮めたい。
そうすれば、お客さまの要望により高い水準でお応えできると考えました。
そのためには社内で検査をできることがベスト!

営業 三山

そこから、少しずつ導入していきましたね。今では高水準になったと実感してます。

検査担当 大橋

ええ。弊社自慢のラインナップです

※一覧はこちらからご覧いただけます。

多品種小ロットにお応えするには

営業 三山

社内での検査体制をつくりにあたり、何から購入するか話し合いをしましたね。

検査担当 大橋

まずは各種ゲージをそろえました。種類はブロック、ピン、栓、ネジなど。
そこからは、順次さまざまな検査機器をそろえました。

営業 三山

多品種小ロットに対応するということは、多種多様な検査が必要で、つまり、いろんな測定機が必要だということですね。

検査担当 大橋

そうです。
精密石定盤、精密投影機(オート)、実体顕微鏡、リニアハイトゲージ(0~700)、デジマイクロを導入していきました。
さらに、画像測定システム、ロックウエル硬さ試験機をそろえました。

営業 三山

今後は、3次元測定のできる環境を整えるのみ。

ただ、これで、多品種にお応えできる、
というわけではないんですよね。

お客様約400社とのつながり

お客様約400社とのつながり

営業 三山

品質検査の報告や進め方には、お客さまそれぞれ個別のご要望があります。
お客様独自のルール、図面のフォームなども違いますね。

検査担当 大橋

400社のお客さんの図面はそれぞれ個性があり、個別のルールがあるお客さまも多数あります。

多品種小ロット、短納期にお応えするためには、個別のローカルルールを検査者全員がよく理解し、滞りなくルールに則った品質検査ができることが重要です。

営業 三山

営業は都度お客様と品質打合せをして、検査者に展開するだけですが、それを400社全て熟知することは大変ですね。
頭が下がる思いです‥。

検査担当 大橋

共有や情報更新のため、管理システムを導入し、日々情報を更新・活用できる環境を整えています。
ローカルルールのあるお客さまに対しては、指定検査表や硬度測定表の添付など、検査者全員が確認することを徹底しています。

営業 三山

いまでは、近隣のお客さまからも測定のみの依頼もされるようになりましたよね。

検査担当 大橋

測定の環境はずいぶんと整いました。
日本でのさらなる体制の充実とともに、前段階として海外で品質保証できる環境を作っていきたいと考えています。検査担当者とキャパシティを増やして、いろんなお客さまとお付き合いをしたいですね。

お客様のために、もうひとつの大切なこと

検査担当 大橋

お客様とのお付き合い、といえば、三山所長は営業担当としてお客さまと接するなかで大事にしていることはありますか?

営業 三山

日々お客様の要望を察知したり、コミュニケーションをとったり、新規開拓にも力を入れてますが、実は協力工場の管理が営業として大切な業務の1つだと考えています。
これは、わたしが、というより会社としても‥です。
協力工場が無ければ、お客様に製品を提供できないですから。

検査担当 大橋

協力工場100社それぞれに個性があって設備も違えば、加工精度や製作納期も違う。入荷した際の検査は本当に気を使います。

営業 三山

もちろんお客様の要求も品質・納期・コストとも厳しくなっていますが、ときとして製品が破損したから大至急必要ともなれば、製作方法も変わる。

検査担当 大橋

加工者も人間。焦ると間違いを起こしやすい。そういう時こそ、検査は特に気を使う。

営業 三山

そうですね。
日本の品質は厳しいので、日本市場に合わない工場は淘汰し良い協力工場しか取引できないです。

検査担当 大橋

当社の基準に合う協力工場を確保し適切に管理を行うのは大事なことですね。

営業 三山

はい。
積極的に協力工場の新規開拓もしますが、取引開始までには2~3年かけます。慎重に行っています。

営業 三山

営業は協力工場の設備と得意加工を全て把握しています。そのポテンシャルを最大限いかすことは、お客さまのご要望に応えることにつながります。
適切な管理ができないことで協力工場の良さが発揮されないのはもったいないですから。

検査担当 大橋

それはお客様にとっても心強いことですね。

営業 三山

今後もお客さまのご要望に全社体制で取り組んでいきましょう!

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